銀行借り入れはメリットが複数存在しますが、デメリットは審査が厳しいの1点に限られます。

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銀行からの借り入れ

会社が資金を調達する方法はいくつかありますが、その中でも最も一般的なのが金融機関からの借り入れです。

 

この金融機関には民間金融機関公的金融機関の2つがあります。

 

それぞれに異なる特徴があるわけですが、会社の資金調達において頻繁に利用されているのは、民間金融機関である銀行からの借り入れです。
ここでは、この銀行借り入れのメリットとデメリットについて紹介していきたいと思います。

 

メリットとデメリットのイメージ

 

銀行借り入れのメリット

まずは銀行から資金を借り入れるメリットについて紹介していきます。

 

必要書類が少ない

相手が公的金融機関であれ民間金融機関であれ、資金の借り入れを行う際にはいくつかの必要書類を用意しなければなりません。
金融機関としては、この書類を基にして貸し出しの審査を行うわけです。
そしてこの必要書類は、公的金融機関から借入を行う場合にはその種類が非常に多くなってしまいます。ということはつまり、それだけ企業側の負担が大きくなるということになります。
しかし、これが銀行からの借り入れであれば、公的金融機関の場合と比べて書類の数が少なくて済むのです。これは企業側にとってはとてもありがたいことです。

 

 

融資の実行までが早い

会社が資金の借り入れを申し込む場合、往々にしてできるだけ早い融資を実行を望んでいる場合があります。しかし、公的金融機関に借り入れを申し込むと、融資の実行までにかなりの時間が掛かってしまいます。特に創業支援の場合には、申し込みから実際の融資までに約5週間という時間が必要となってしまいます。
その点、銀行からの借り入れであれば、これよりもはるかに迅速な対応が望めます。
つまり、タイムリーな資金調達ができるわけです。

 

 

金利が安い

借り入れによって資金調達をする場合に必ず発生するのが金利です。
当然、金利の額には借り入れをする金融機関によって違いがあります。
民間金融機関、特にノンバンクの場合は貸出金利は高く設定されていることがほとんどです。
これは、ノンバンクが銀行から借りたお金を企業に対して貸し出しているためです。
銀行から借りた金利以上に貸出金利を高くしなければ利益が出ないため、企業に対して高利で貸し出しているわけです。
一方、銀行では預金という形で資金を調達しているため、貸出金利を高く設定しなくても利益を出すことができます。そのため、会社が借り入れをする際の金利がとても低く抑えられているのです。

 

 

銀行借り入れのデメリット

続いて、銀行から資金を借り入れることのデメリットについても紹介していきます。
銀行借り入れはメリットが複数存在する一方、デメリットについてはほぼ以下の1点に限られます。

 

審査が厳しい

企業に対して貸し出しを行う際には、金融機関において必ず審査が行われます。
これは公的な機関においても民間の期間においても同様です。
しかし、審査の厳しさについてはこの両者では大きな違いがあります。
特に銀行の場合は民間の金融機関であり、尚且つ預金者のお金を貸出資金にしているわけですから、貸し倒れに対しては非常に敏感です。
そのため、貸し出しの際には厳しい審査が行われることになるのです。

 

例えば、担保が十分でない、保証人がいないといったケースではほとんど確実に融資を断られてしまいます。